オンプレミスからクラウドへの移行時に検討したいポイント

導入するシステムの範囲

システムによっては、オンプレミスでの運用が適している場合もあります。そのため、社内システムを1つずつ見直し、どのシステムをどの順番で移行するか、優先度を考慮することが重要です。特に、機密情報を扱うシステムについては慎重な検討が必要です。

既存のシステム・アプリケーションとの連携

移行によって、オンプレミス環境で行っていたシステムやアプリケーションとの連携に支障が生じるケースも少なくありません。例えば、これまで自動的に行われていた連携を手動で行わなければならないなど、業務効率に影響を与える可能性があります。移行前には、システムやアプリケーションをどのように連携させるのか、しっかりと確認することが必要です。

セキュリティ対策

クラウドを利用する場合、セキュリティ対策は重要なポイントです。オンプレミスと違い、クラウドはインターネットを通じてサーバーやソフトウェアを利用します。そのため、ベンダーは堅牢なセキュリティ機能を提供するために入念な対策を行っています。しかし、ユーザー自身も適切なセキュリティ設定を行うことが必要です。セキュリティ機能だけでなく、クラウド環境に適したセキュリティ対策の構築が必要です。これによって、情報漏洩や不正アクセスなどのリスクを回避することができます。

移行後のコスト

クラウドサービスは一般的に従量課金制です。コスト削減のために必要以上にリソースを借りてしまい、オンプレミスよりもコストがかかってしまうこともあります。移行後のコストをシミュレーションしておくことで、利用料金の概算などを把握し、想定外のコストを回避することができます。

利用するクラウドサービスの種類

クラウドサービスには、以下のような種類があります。

• IaaS:インフラを提供する
• PaaS:実行環境を提供する
• SaaS:アプリケーションを提供する

株式会社日本技術者団は、インフラに特化した企業であり、オンプレミスからクラウドへの移行に数多く取り組んでいます。クラウド移行をご検討中の場合は、お気軽にご相談ください。