【インフラ・クラウド】ITインフラを構築するうえで注意したいこと

導入する目的の明確化

ITインフラを導入するにあたり、まず目的を明確にする必要があります。以下のようなポイントに沿って目的を明確にしていくと、具体的な方向性が定まり、計画を立てやすくなります。

• なぜITインフラを導入したいのか
• ITインフラで実現したいことは何か
• どこまでを適用範囲とするのか
• 実際の手順や障害が起きた場合の対応
• どのくらいの予算を組めるか

これらのポイントについて明確にしておくことで、余分なコストを抑えることができます。

運用範囲の決定

ITインフラを構築する際、運用範囲の設定も大切なポイントです。社内のみ、外出先や在宅でも使えるようにするなど、利用する範囲を設定せずに構築を進めてしまうと、サーバーやストレージが大きすぎたり小さすぎたりする事態も考えられます。余分なコストがかかるだけでなく、セキュリティの脆弱性につながるリスクもあるため、注意が必要です。適切な範囲を設定し、安全かつ効率的に運用することが求められます。

セキュリティ対策を実施する

IT機器がネットワークに接続されることで外部からのアクセスが可能となりますが、同時にサイバー攻撃やウイルス感染のリスクも存在します。このため、アクセス制限やデータの暗号化などのセキュリティ対策を実施することが必要です。また、不正アクセスを防止するためには、監視システムや対策ツールの導入も検討しましょう。

障害発生時の手順を確認

ITインフラを構築する際には、障害が発生する可能性があります。ハードウェアの故障やサーバーの不具合などが発生した場合に迅速に対応するためには、対応マニュアルを整備することやトラブルシューティングの手順を決めておくことが重要です。

全体像を把握する

ITインフラを構築するにあたっては、ハードウェアやサーバー、ネットワークの通信環境など、全体像を把握することが必要です。アウトソーシングする場合には、双方で認識のずれが生じないように、打ち合わせを行うことが大切です。また、将来的なシステムや環境の変更に備え、拡張性についても考慮することが望ましいでしょう。

ITインフラが適切に整備されることで、企業の競争力強化や業績向上、優秀な人材の確保などが期待できます。当社では、ヒアリングを通じてお客様の目的や必要性を把握し、状況に応じたインフラ設計・構築をご提案いたします。また、設計者のサポートにも力を入れておりますので、お気軽にお問い合わせください。