少数精鋭のハイレベルな技術者集団へ!千葉 真子(陸上指導者)千葉 最近は自然災害が増えています。万が一の備えも重要ですよね。中村 システムに障害が起きると企業活動が一瞬でストップしますからね。そのようなことにならないようバックアップをご提案したり、情報の漏洩を防ぐため従業員の方々にセキュリティ意識を高めていただいたりするなど、弊社は企業経営の観点からもシステムの導入や運用を立案しています。千葉 株式会社日本技術者団さんが、お客さんの視点を大切にしているとよくわかります。中村 千葉さんのおっしゃる通りです。見逃されがちですが、この仕事でとても難しいのは、システムを「導入する」だけではなく「活用いただく」ことです。せっかく導入したシステムをお客様が使いこなせない事態に陥るというのは、この世界ではままあることです。だからこそ、私たちはお客様ごとに活用、利用シーンまでをスコープに含めることができる最適なプランをご提案しています。また、レスポンスは1秒でも早くしてお客様と信頼関係を築くことも大事にしています。千葉 細心の注意を払ったお仕事を続けるには周囲の協力が欠かせません。中村社長はスタッフのみなさんとどのように接し、どんな指導をしていらっしゃるのでしょう。中村 私がスタッフに求めるのは、「これでいいか」と中途半端に仕事を終わらせないこと。最初に決めた目標は必ず達成し、納得できる仕上がりのシステムを納品することです。ただ、私は絶対にスタッフを怒らないと決めているんです。なぜなら、スタッフを怒る経営者はストレスを発散したいだけだからと思っているからです。問題を指摘するなら優しく伝えても怒りながら言っても内容は同じですよね。それなら無駄に怒って人間関係を壊す必要はないので、私はいつも冷静に話すことを心がけています。千葉 それは素晴らしい。働きやすい社内環境だということが手に取るようにわかりますよ。中村 ありがとうございます。実際、ベテランがそろった弊社のスタッフは、抜群のチームワークでのびのびと仕事をしていると思います。それを支えているのが報酬の仕組みです。弊社は基本給+出来高制で売り上げに対する報酬の割合も透明化しています。頑張れば頑張ったぶんの給料を還元しています。千葉 そこまで支えてくださると、スタッフさんもどんどんやる気になるでしょうね。中村 はい、エンジニアのスタッフが自ら仕事を取ってくることもありますからね。私は「自分の腕で食べていこう」という意欲を持ったスタッフの能力をさらに伸ばし、想像を上回る力を発揮してもらうために弊社を経営しています。だから現場の仕事は彼らに任せていますし、私より稼ぐスタッフがどんどん現れてほしいと願っています。千葉 常に高いモチベーションを保ち、目の前に立ちふさがる壁を壊し、仲間と手を取り合って自分自身を成長させてもらう。この理想的な環境を実現した中村社長は、株式会社日本技術者団さんの将来像をどのように描いていらっしゃるのでしょう。中村 会社を大きくしたい気持ちはあるものの、それよりも少数精鋭のスタッフを大切にし、一人ひとりが実力を発揮できるハイレベルな技術者集団にしたいですね。エンジニアが正しく評価される組織で彼らの地位向上に貢献する。これが私のビジョンです。また、私はイタリアで育っており、他にも弊社にはドイツ育ちの日本人や韓国出身者など、さまざまなバックボーンのスタッフがそろっているんです。千葉 それは他社にない大きなメリットですよね!中村 そうですね。この特長を生かして将来は海外にも進出することも、私たちの目標の一つです。いずれにせよ人生とはチャレンジしなければおもしろくありません。私たちはこれからも未来に向かって走り続けるつもりです!インタビューアー:千葉 真子(陸上指導者)出典:WEBマガジンB-plus. https://www.business-plus.net/console/interview/2202/k6770.html?page=1
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